「辞める」宣言と「会社のために働く」こと

今年一月、社長に話す機会をもらい、

「自宅勤務がしたい。
 それができなければ、辞めることも考えている」
と話した。
 
いろいろと質問されたあとに、
「そんなこと俺に相談すんなよ」
と言われた。
でも、一番相談する意味があるのは、
社長なのだから仕方がない。
 
 
そのあと別の機会に、
「辞めると言ったんだから2年が限度だぞ」
と言われた。
 
 
今週、また差しで飲んだ。
また、あと2年と言われたらいやだな、
と思っていると、やはり最初に、
「まだやっていけそうか」
と聞かれた。
 
なにをやるのか、見当がついていない。
どう稼ぐのかもわからない。
ただ、大規模でない農家が、
食っていける手助けがしたい。
と、正直にいまの状況を話した。
 
しばらく会社の話になったあと、
「辞めたいというやつを許容することも、
 会社には必要だ」
と言ってくれた。
会社にしがみつく社員が多くなると、
会社はだめになる、とも。
 
ある人から、
「会社のため、なんて言わないで。
 そんなのありえない」
と言われたのが、
ずっと引っかかっていた。
でも、人のために価値を提供したり、
手伝ったりするから、
その対価をもらえるのだ。
 
会社を辞めると宣言しても、
会社のために働くことはなにも矛盾しない。
 
でも、まあ、
最後の一杯が四杯になっては多すぎる。