会議は必要か?

「会すれど議せず

 議すれど決せず

 決すれど行わず」
 
毎度、会社の会議に出ていて思うことだ。
 
会議を改善していこう、と提案したことが、
なにも汲み上げられていない。
それが、
ふつふつと怒りになって湧いてきてしまう。
 
ただ、
自分の伝え方の工夫が足りない、
怒っていてはなにもならない、
と言い聞かせ、
その場の感情で発言しないように、
とにかくやり過ごそうとこらえる。
 
問題点は、なんだろう。
 
「会すれど議せず」
①議題を決めていない。
②議題を事前に伝えていない。
③議題に関わる資料などを用意していない。
 
「議すれど決せず」
④会議中にどこまで決めるかを定めない。
⑤意見をまとめる役目である進行役が、意見を言うので決まらない。
⑥感情的に意見を言うので決まらない。
 
「決すれど行わず」
⑦会議後に誰がなにをやるのかを決めない。
⑧実行の責任者を決めても、通常業務以外で指示を出す/指示に従う、という文化がない。
⑨社長がこれらすべてに対して、現場に任せたままにしている。
 
 
社内の会議がすべてそうなのだ。
ユーモアのある進行役がいると、
それだけで議事進行がうまいと思われてしまう。
 
もし、
赤字になる、
ボーナスがなくなる、
リストラが必要なのではないか、
という事態になったときに、
はたして「決められる」のだろうか。